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走り方の指導は昔と今は逆!?【1】

最近の走り方の指導方法は本を読んでも、現在日本で活躍するトップ選手、コーチの話を聞いても私が現役時代に指導されたことと逆のことを言っています。

私が中学から長い間教えられた【腿を高く上げよ、膝から下(ストライド)を伸ばせ、腕で走る様に思い切り振れ】とは逆で【腿、ストライド、腕は自然で良い、必要以上にやる必要が無い】とのいうものです。

今の私は後者であがる自然体が正しいと思いその指導をしていますが、なぜ前者の様な指導方が長い間やられて来たのでしょうか。

それは、1970年代まで遡り、ポーランド人コーチで数多くの名選手を育てたゲラルド・マック氏にありました。マック氏が開発した『マック式ドリル』が日本の陸上専門誌に写真で掲載されそれを見た選手、指導者は見よう見まねで練習に取り入れました。

写真で見る外国選手は腿が高く上がっいて、膝から下の振り出しも前に大きく振り出されていました。欧米人は日本人と違い手足が長くスタイルも良いのでその様に見えたかもしれません。

そのイメージが日本選手、指導者に強烈に焼き付かれ最近まで『腿を高く上げる、膝下を振り出す』は日本陸上界の基本理念とされて来て腿を高く上げれば速く走れると信じられて来ました。

私も、その写真を見なが腿を高く上げる、膝下の振り出し(ストライド)も前に大きく振り出す練習を毎日行っていました。

それでは、なぜその練習方法では効率良く走れないのか次回のコラムで説明したいと思います。

中嶋

  • 2011-11-13 (日) 20:11
  • コラム
  • 作成者:nakajima1

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