- 2012-02-25 (土) 21:08
- コラム
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日立陸上クラブ Hitachi Track & Field Club
日立陸上クラブ少年団の紹介と活動について掲載しています
年はとっているが、私には小3の三女がいる。
クリスマスの頃からDSとやらを欲しがっている。
うちはゲーム機は買わない主義で上二人は最初から
諦めて欲しいとも言わなかった。
そもそも、私自身がゲームはやらないのでDSを
手にしたことも無い。
昔、インベーダーゲームが流行ったころ喫茶店で
仲間とやったがへたくそだったので、それからゲーム大嫌いだ。
気になり、小学生がいる職場の若い人に『DSって
みんな持っているの?』と聞いたら『え!中嶋さんち
は無いんですか、うちは子供2人だが4台あります、
大人で言えば携帯の様なものでみんな持っていますよ』
と・・・そう言えば三女もみんな持っていると言っていた。
日本人はこの『みんな』に非常に弱い。
これは、日本人のルーツにある様だ。
日本人は農耕民族のため協力してみんなで田畑を耕したり
収穫も一緒に行っていた。
私も先祖代々どんびゃくしょう(農家)だったので小学校
低学年から親戚や近所みんなで田植えや稲刈りをした。
母の口癖も『そんなことしたら近所を歩けない』等
世間体が第一番で、みんなと違うことをすると村八分に
なる風習が漂っていた。
このことから【みんなと一緒】は日本人のDNAに深く
刻まれている気がする。
新聞のコラムにタイタニックをひねったジョークがあった。
豪華客船が沈没寸前で、子供と女性分しか救命ボート
が無いので、それ以外の大人の男性には船に残って欲しい
と考えた船長は男性に対し国別に言い方を変えた。
アメリカ人には・・・船に残ればあなたは英雄です!
イギリス人には・・・さすが、あなたは立派な紳士です。
日本人には・・・男性は【みんな】残りますよ!
この様に世界から見ても日本は集団で活動する民族の様だ。
鎖国を長い間やって来た島国日本、今までは【みんな一緒】で
良かったが、この10年ですっかり各国の壁が無くなり世界
を相手にしなければならない状況にある。
これからの日本を背負う子供達が昔と変わらない【みんな一緒】
では日本の未来は無い。
このことを小3のわが子にどう伝えれば良いのか・・・
中嶋