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「県高校新記録の誕生です」うそでしょう!!

小、中学校の思い出を書いたので次は高校を書いてみました。
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高校3年生のインターハイ県大会、100m予選のアップを終えてコール場に行くと
既にコールは終了していた。

しまった!時間を間違えた。

インターハイに繋がる高校最後の県大会、私は青ざめて目の前が真っ暗になった。
そのコール担当(他校の女子)は私の青ざめた顔を見て、一目散に本部に走って行った。
「頼む、間に合ってくれ!」
私も急いで100mスタート場に行ったが、最終コールで私の名前が呼ばれるか不安でしょうがなかった。
私の名前が呼ばれた、間に合ったのかな?
スターティングブロックを準備する時も、走っている時もまだ心配で力が入らない。
あっという間に、100mを走りきり心配が先でどう走ったのか?疲れも無い。
予選、1位だったがアナウスが流れ「県高校新記録の誕生です!」え~うそでしょう!
全然力が入らず不安のままスタートしたのに、何かの間違いでは。
じゃあ準決勝、決勝で真剣に走ればそれ以上の記録は必ず出るぞ。
しかし意識したせいか準決勝、決勝でも予選の記録以上は出なかった。

高校で3年間、実業団で10年間100mを走り続けたが会心と思える走りは記憶にない。
結局、【力いっぱい走ること】と【リラックスして走ること】の折り合いを付けられなかった。
一流選手でもインタビューで「硬くなってしまった」と言うが、これ難しいんだな・・・。
中嶋

  • 2020-05-27 (水) 8:17
  • コラム
  • 作成者:secretary

コメントx:1

long jumper 20-05-28 (木) 12:39

コ-ルのことで頭がいっぱいで
硬さがちょうどよく抜けて
意外とリラックスしてたんじゃないですか~。
.
他校の女子に感謝しないといけないですね。

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