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全国高校駅伝2020

みんな見たかな。全国高校駅伝。


コロナ禍の中で、先に同じ京都のコース(都大路)を走る
女子の都道府県対抗駅伝が中止になってしましましたので、
全国高校駅伝も中止になってしまうのでは無いのかと
心配でしたが、無事開催出来て本当に良かったと思います。

 

毎年恒例?
クラブの練習が終わってから、即行で家に帰って、
男子の全国高校駅伝をテレビで見ました。
茨城県代表の水城高校は3区までは流れが悪い中で、
4区を任されたクラブOBの 井坂佳亮 が7人抜きの走りで
何とか悪い流れは変えられたのかなと思います。
ホントは10人くらい抜いてほしかったんですけどね~(笑)

 

去年は6区、今年は4区と任された区間の重要性が増し、
当然プレッシャーもあったと思いますが、
7人抜きの走りで悪い流れを変える最低限の走りは
出来たかなと思います。
ただその走りをしても区間25位と上には上がいる
というという事は分かったと思いますし、
今のままでは間違い無く来年出場しても全国では通用しないと思うので、
来年はここ最近水城の弱点になりつつある
長距離区間で区間上位で走れる選手になって欲しいなと思います。
チームのエースになって花の1区を走って欲しいですね。
それが出来るだけの能力は間違い無くありますので。

 

それにしても佳亮は大きな試合で外すこと無く
しっかり走れるようになったなと思います。
今年は関東高校駅伝でも区間賞とりましたし。
佳亮は中学1年生からうちのクラブに入団し、
その年に私も正式なコーチになり、
初めて3年間指導してきた選手の一人ですが、
練習ではすごいいい走りをするのに
レース本番になると力を出し切れない事も
当時を振り返ると多かったなという印象でした。


中でも佳亮にとっても、私にとっても
成長のキッカケになった出来事がありましたので、
紹介したいと思います。
実は佳亮は中学3年生の県総体の約2ヶ月前に貧血が発覚して
県総体は入賞はおろか、出場するのも厳しい状況でした。
そういう状況の中、佳亮の学校の先生から相談を受け、
県総体までの練習メニューを作成することになりました。
そのときの練習メニューは、傍から見たら
頭おかしい人が作った変なメニューだと思います(笑)
特に回復させてちゃんと走れる状態にするまでのメニューは、
恐らく今の茨城県の指導者では、
私しかこんな発想する指導者はいないかなと思います。(たぶん)
佳亮の学校の先生にもこんなやり方があるのかと驚かれたので。
結果は県通信7位、県総体6位となんとか間に合いました。
通常クラブでは平日に学校などでやってきた練習を確認して、
それに合わせたメニューを作るしかないのですが、
全て私の方で練習メニューを組めたので、
練習の意味は全部伝えられましたし、
なにより試合にどうやったらピークを合わせることが出来るか、
これを教えられたのは非常に大きかったのかなと思います。
その後、中学3年の後半は凡走を見たことが無いぐらい
高いレベルで安定していました。

 

今でこそ全国でも活躍できる選手になっていますが、
中学1年、2年ときは圧倒的な走りが出来ていた訳ではありません。
本人の努力、競技に対する意識の高さがあっての今だと思います。
まだこれからもっと活躍する選手だと思うので
しっかり頑張って欲しいと思います。

 

二平 智裕

 

全国高校駅伝2020結果はこちら↓↓↓
https://www.nhk.or.jp/rr/koukou/result

 

◇過去の全国高校駅伝コラム
2019年はこちら→   全国高校駅伝2019
2018年はこちら→   全国高校駅伝2018
2017年はこちら→   全国高校駅伝2017
2016年はこちら→   全国高校駅伝2016
2015年はこちら→   全国高校駅伝2015

  • 2020-12-25 (金) 0:54
  • コラム
  • 作成者:long jumper

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